西葛西の
パークレーンホテルは月曜日を除いてランチバイキングをしています。大人1365円で時間制限なしの食べ放題。
ここで出入り禁止になった人がいる。
この人の
ブログは偶然見つけたのだけれど、出入り禁止はここで2店目だそうです。
最初の店は新橋の
パパゲーノ。イタリアンバイキングなのだそうです。
この人が食べる量は、ブログを読んだ今現在に想像している量すら遥かに超えているのでしょう。しかし食べ放題を売りにしている店が、大食いの人の入店を断るというのも賛否両論あるでしょうね。
小食の人しか入店できない食べ放題なんかおかしい。相撲取りが来たら追い返すのか?
食べ放題でもマナーがある。一皿全取りされたら他の客に迷惑だ。マナー違反は入店禁止で当然。
なんでもかんでも喰い散らかされたら、作っている人や店に対して失礼だ。
いやいや、まずければたくさん食べられないのだから、まさに美味しく頂いていると言う証拠だ。
などなど。
言いがかりのような理由での出入り禁止は、客として納得できないのは分かります。その点、支配人からの説明があったパークレーンホテルのほうが対応として理解できたのでしょう。
しかしこのようなときの飲食店の対応って言うのは難しいですね。
この人は店に対してイチャモンつけるわけでもなく、ただの客として頻繁に訪れている。普通は常連客として遇される所ですが、食べる量が店の採算ラインを大きく越えているために招かざる客になってしまっている。
招かざる客にしてしまったのは店側の勝手な事情で、店から客に文句を言える筋合いのものではない。しかし店の想定を遥かに超える食べられ方をされれば赤字になる。ここは何とか説明して辞退していただく他はない。
何とかつけた説明が、パパゲーノは過食嘔吐と言う理屈で、パークレーンは採算説明だった。
ブログに書いてあることが事実だとすれば、この対応の差は店と客との関係を清算する上で、どちらに理由を求めたかと言うこと。どちらも理由の真偽は不明だ。
パパゲーノは客に理由を求め、パークレーンは自身に理由を求めた。
ただ客の立場としては『採算と言う店側の理由で入店をお断りさせて頂きます。申し訳ありません』といわれるほうが、本来身勝手な理由であるのは変わらないのにもかかわらず、角が立たない。
客は飲食店を選ぶ権利がありますが、飲食店も客を選ぶ権利があります。いろいろな理由で入店を断られたと言う事をたまに聞きますが、『店の雰囲気に合わない』などは正統な店の権利主張だと思います。男性客だけでの入店は禁じますと言うのも店によってはありでしょう。しかし食べ放題の店なのに食べ放題させてくれない、と言うところがこの件の妙に腑に落ちない部分なのでしょう。
一時期大食い番組が人気を博しましたが、その影響を受けた事故がおきてから自粛となっていました。その大食い番組が3年ぶりに復活した。
私などは只々驚嘆して見ていた記憶がありますが、番組はあくまでも競技で食事ではありません。でも、あのブログを書いている方も食事であんなに食べるんでしょうか。だとしたら、すごいなぁ。
それにしてもブッフェスタイルって、南の島なんかに旅行に行ったときの朝食を除いて、余り利用したことがない。
作ってから時間が経ったものを温め続けてパサパサになっちゃたイメージがあって、余り気が進まない。
でもバイキングはもともと帝国ホテルが始めたもので、当初の考え方が活きていればそんなに馬鹿にしたものでもない筈なんですよね。皆がそれぞれ好きなものを気兼ねなく食べて、楽しい時間を過ごしてもらう。
それに少量ずつ作り足してくれれば、料理がパサパサになることもない。実際に、時間が経ったプレートのものは残っていても全て新しいものと取り替えるホテルで、家族とブッフェを楽しんだことはあります。
たまにはパークレーンにも行ってみようかな。家族でブッフェっていうのも案外楽しいんだよね。

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