大奥(よしながふみ)

2006/10/21 | 投稿者: kaya

そろそろ2巻が出そうだよ・・・という未確認な情報がちらほら入って来たのでここで感想&紹介書いとこうかなと。。

 

「男女逆転・大奥」とか「将軍様と美男三千人」というキャッチコピーを聞くとイロモノなのかな(わくわく)・・・と思ってしまいますが真に受けて読み始めると、冒頭からカウンターパンチくらわされます。

江戸時代の閑静な山村地帯に端を発し、日本中に蔓延する奇病。
これによって、男性の人口が四分の一まで減ってしまう。
それ以降も男子の生存率は著しく下がり、労働力は女性が肩代わりすることとなる。
その減って行く課程がけっこうリアルでありがちで、説得力があって怖い。

山へキノコ採りに出かけた少年定吉一家を襲った悲劇にはじまり、奇病は村全体から、隣の村、そのまた隣の村、やがて関東一円、そして日本中へ・・・・・
この数ページで読者の頭の中は物語の独特の世界へ送り出されていきます。
「ああ、だから六代将軍・徳川家宣は女性でいいんだな」と。(ぉぃ
もちろん、御台さまとか春日局みたいな衣装に身をつつんでおります。

一巻のメインストーリーは大奥でけっこうおなじみの「病弱な七代将軍(少女)死去から、暴れん坊将軍で名高い八代将軍吉宗(女性)の登場」あたりでドラマ大奥で見かけたエピソードもいくつか登場します。(紛失した針の探し方とかリストラとか)

ところでこの男女逆転大奥、中味まで逆転して女性化した男しか出て来なかったら読者にとって面白いわけはなく、序盤の主人公・水野(男性)はイキで人情家で剣の腕もたつ。
大奥にあって、陰険な先輩たちをけちらしてゆく爽快さ。
「世渡りはあまりうまくないけど、この人についていきたい」と部下に思わせる男前。

しかし、それ以上にオットコマエなのが将軍吉宗である。(くどいようだけど、女性)
しきたりでがんじがらめになった城内をことごとく改革していく。
懐刀の久通も、太めのおばさんだけどカッコイイっ!

大奥総取締り(春日局のような地位の人だけど男性)の藤波は、「いいおっさん」風だったんだけどなぁ。
時代劇ファンとしては大岡越前の登場もお待ちしています。

物語を読んで行くと、どうやらこの現象は日本だけを襲ったものであり
海の向こうでは通常通りの歴史の流れとなっていて(鎖国中だけど)普通の国(男子が治め、女子は家庭)の体裁をとっているようでどこかに無理が生じている気配。

・・・・日本はどこへ行っちゃうの?・・・・と、読者に不安感をあたえつつ二巻に続くらしい。

とりあえず、第一巻オススメします。

紹介記事

ちなみに吉宗役の似合う女優さんて誰だろうと友と議論して出て来たのが「十年前しつれいの戸田恵子」
でも、ショムニの江角とか離婚弁護士の天海祐希も悪くはないと思う・・・ということで、どんな吉宗か想像つくかな@@;

追記:読み直して見たら大岡越前、出てましたね^^;
    いや、なんかイメージが違いすぎて・・・orz
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