米軍トップで反ブッシュ・反ネオコンの逆クーデター計画!
―米国で暴露された: 米軍首脳部がロスへ自作自演の核攻撃を準備している!
―イラン軍事侵攻・「先制核ハルマゲドン」計画に障壁、USAの運命
前田 進
米国西部の野蛮人ブッシュらのキリスト教福音派のネオファシスト的カルト「ネオコン」一派は、米ニューヨーカー誌の06.4.8電子版の報道によれば、地中貫通型戦術核兵器B61-11によるイランの31ヵ所の核開発施設に対する核攻撃を検討中である。さらにワシントン・ポストの報道では、攻撃目標は400ヵ所に達し、軍事施設や政府施設までも含めた大規模空爆を検討している。ブッシュらはイランの政権打倒のため先制核攻撃を最優先の選択としているからだ。
しかし米統合参謀本部の有力部分がB61-11によるイラン核攻撃に強く反対していて、軍高官らは抗議の辞職決意を固めている(読売06.4.9電子版)。
他方ロシアは05年末に、軍用機、ヘリ、無人機、巡航ミサイルその他の高精密兵器に対する中・低・極低高度での迎撃用に第5世代の移動型総合防空システム<Tor-M1>29基の供給契約を7億ドルでイランと結んだ。チェイニー米副大統領は激しく非難したが、露軍のバルエフスキー将軍は、これはイラン領空の防衛専用で、ロシアはイランでの軍事衝突に巻き込まれない、と説明した。ノーボスチ通信の06.4.19の報道によれば、露軍参謀長はイランへの軍備供給は名誉なことだと言明した。イスラエルと米国のイラン空爆と先制戦術核攻撃計画は重大な障害にぶつかった。
日米政府の安全保障協議委員会は06.5.1に、在日米軍再編で最終合意した。アジア太平洋全域の米軍司令部を神奈川県座間に移して統合作戦司令部に改編、日本陸軍の中央即応集団司令部を同居させて一体化する。沖縄の一部米軍基地の返還はハイテク化による米新段階軍事戦略のための合理化の結果だ。これで、日本を米国の「先制核ハルマゲドン」戦略の一環に組み込む日米主従同盟が、日米安保条約を実質改変して、新段階へ移行する。
他方、イラン大統領は06.4.11に、164基の遠心分離器を連結した濃縮装置カスケードで3.5%の低濃度で濃縮ウラン製造に成功したと発表した。しかし核燃料製造と核兵器開発のためあと2〜3年はかかる。米大統領報道官は、それを挑戦的行動と非難した。
他方でブッシュ政権は最近、インド核兵器開発を公然と容認して、イランの核兵器開発を挑発、後押しした。
イラクではすでに、バグダードと市内の米軍司令部、傀儡政府のあるグリーン・ベルト地帯さえも、イラン革命防衛隊の支配的影響下にあり、15万の米軍はすでにイラン軍の人質だと、イラクの女性リバーベンドの06.5.2の日記が伝えた。イランでは戦争に備えて新たな特攻隊「殉教者義勇軍」が結成された。訓練済みの特攻隊員は4万人いる。
イラン核攻撃の場合、反撃でイラクとアフガンの占領米英軍、外交機関と民間会社等が攻撃される。イラクその他の中東地域石油輸出ターミナルが爆破される。それは世界経済恐慌の引き金になる。イスラエル国内の29の反撃目標が決定済みだ。イランとイスラム諸国から世界的な対米武装闘争が起こる。
NY、ワシントンDCなど米本土の大都市も攻撃対象になって、ブッシュの命令で「愛国者法」とFEMA(連邦有事管理庁)によるブッシュ・ネオファシスト政権樹立へ向う破滅的な結果をもたらすとの憂慮が、全米に広がっている。
すでに05年愛国者法増補修正版3056A項により、武装秘密警察隊が逮捕状なしの逮捕権限を与えられた。これは、米国憲法修正10ヵ条の権利章典を無効化する秘密政治警察で、ナチドイツのゲシュタポの再版だ。第2次大戦開戦後までヒトラーに資金援助を続けて、逮捕された祖父プレスコットを尊敬しているブッシュは、いよいよ現代版の米国ヒトラーになってきた。
すでに米国西部では100万人収容できる強制収容所が、火葬場と墓地を含めて完成しており、スタンバイ状態にある*。USAトゥデー紙は06.5.11に、米諜報機関NSA(国家安全保障局)が米大手通信会社と契約して、米国内の数千万人分の通話記録を極秘に収集していると暴露した。
* http://www.prisonplanet.com/jones_report_031403_hilton.html
米国の911事件は、2度の大統領選挙でのブッシュ不正当選と共に、アフガン、イラクへの侵略戦争敢行の口実作りのためのブッシュらの内部犯行による事実上のクーデターだった。911事件も、マドリード列車爆破も、ロンドン地下鉄・バス爆破も当局と裁判所がアルカイダ説を立証できなかった。
http://tanakanews.com/g0516WTC.htm
06.5.12発表の米世論調査では、ブッシュ支持率が29%へ低落、不支持が71%に上昇した。政権倒壊機運が盛上がっている。FBIは06.3.12に、数日前までCIAのNo.3で事務局長だったK.フォーゴの汚職事件関連でCIA本部を捜索した。カトリーナ対策は大失敗した。ブッシュはトリプルパンチを受けた。
こうした政権危機の成熟から、ブッシュらが新たな自作自演の大事件を起こす危険があると、ドイツの前閣僚で諜報機関専門家のアンドレアス・ビュロウ氏はじめ国際社会から指摘されている。
http://www.prisonplanet.com/articles/april2006/210406runattack.htm
米国で発行されているマーク・メトカーフ著のパンフ「米軍はロサンゼルスを核攻撃する?」(The US Military Nukes Los Angeles? by Mark Metcalf)は、「米軍統合参謀本部ではロサンゼルスで核爆弾を爆発させる準備をしている」、とすっぱ抜いた(太田龍時事寸評06.5.23)。ブッシュ政権は何度もテロリストが米国内でアタッシュケース型核爆弾を爆発させるぞ、と「警告」してきた。しかし実際には、メトカーフ氏の情報は、アルカイダの仕業に見せかけて、ブッシュらがこうした自作自演の重大犯罪を準備している、という衝撃的なスクープである。この情報は、ブッシュらネオコンと闘う下記の逆クーデター推進勢力が、米軍トップ制服組から得てリークした情報である可能性が大である。
CIAは05年後半にビン・ラディン捜査部署を解散したと、NY Timesが06.7.4に報道した。彼は06.5.24にインターネットで、911は自分がやったと宣伝したが、ブッシュ家と投資仲間だった彼がブッシュに使われた疑いが濃厚で、事件の実態を変えない。今回の彼の発表は、ブッシュらのロス核攻撃の陰謀をアルカイダの仕業に見せかける事前の世論操作だという疑いと警戒が、広がっている。
911事件以来米共和・民主の両党、議会、陸海空軍、州兵部隊、ミリーシア(民兵)の内部では、憲法と民主主義の防衛のため闘う新勢力が台頭し増大している。
FTW誌06.4.25付ニュースレターによれば、米軍内部で将軍グループがブッシュ政権打倒のクーデター計画を推進している。アメリカン・フリープレス(AFP)の06.5.1,8合併号によればその指導勢力は、エリック・シンセキ元陸軍参謀長・大将、アントニー・ジニ元中央軍司令官・海兵隊大将、グレグ・ニューボルト前米軍統合参謀本部作戦部長・海兵隊中将、ポール・D・イートン前イラク治安部隊指導司令官・陸軍少将、ジョン・バティス陸軍第1歩兵師団元司令官・少将、ジャック・マーサ下院議員(元海兵隊大佐で米議会での米軍制服組幹部らの代弁者)その他である。(太田龍時事寸評06.4.28; 06.5.4)。
AFPの前掲号によれば、米軍・軍事クーデターのありうる綱領は、(1) コロラド州の北方軍司令部を作戦基地に戒厳令を実施する。(2) 米国国境を閉鎖する。(3) 米国の体制を変革する。ブッシュ大統領、チェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官、ライス国務長官のほかゴンザレス、ローブ、チャートフ、ウォルフォウィッツ世銀総裁(前国防副長官)らを追放する。(4) 06.6.30までにイラク、アフガニスタンから全米軍を撤退させる。(5)米国国家の全負債を廃棄し、新しい米国政府通貨を発行する、から成る(太田龍時事寸評06.5.4)。現役の米軍トップにも有力な同盟者、同調者らがいるにちがいない。その実現は、世界経済恐慌をもたらすことになる。ネオコン一派はワシントンポスト紙で繰返し彼らを激しく非難しているが、クーデター派は以前から組織立った丸秘の指導で「米国憲法と民主主義の死守」という大義名分の旗を掲げている。
地球と宇宙の破壊、地球人破滅の防止を目指し、銀河連邦新指導部が宇宙ブロックス管理界の承認に基づいて推進しているブッシュ政権打倒の米国民運動への支援(別稿参照)と、2度の米大統領不正選挙&9.11のネオコン・クーデターに対する逆クーデターは、次第に具体化してきたようである。
米上院国土安全保障・政府活動委員会は06.4.27に、問題のFEMAを廃止して「国家準備・対応局」に改組すべきだと、ブッシュに勧告した。USAの亡国、地球破壊・人類破滅の「先制核ハルマゲドン」という史上最大の犯罪総路線を暴走するブッシュらのフリーメーソン・カルト一派は、絶対に成功しない。
06.5のイラク新政府成立でムサンナ県の治安権限がイラク側に移譲された。英軍、豪軍の撤退決定に追従して小泉は6.20に日本軍撤退を発表した。6月に撤退開始、7月にクウェートへ出て、8月に帰国する。空自をすぐ撤退させよ。米英に亀裂が入った。英国はブッシュに背を向けてEUとの協力に向かっている。米軍は孤立する。
上海協力機構の06年6月年次総会はイラン、インド、パキスタンの正式加盟を承認した。ウズベキスタンは旧ソ連6ヵ国の集団安保条約機構へ06.6.23に復帰した。「先制核ハルマゲドン」を目指す米国のロシア包囲網は大打撃を受け、大部分は崩壊した。
そのうえ、中東、南米、アジア、アフリカ、豪州などでUSAによる単独覇権支配体制の総崩れが進行している。
http://tanakanews.com/g0425china.htm
06.6.9-11にカナダのオタワで開かれたフリーメーソンのビルダーバーグ年次会議で欧州代表らは、米ブッシュ政権によるイラン攻撃に反対して「我々は、イスラエルのための君らの戦争を支持しないし、支援しない」と言明した(AFP,06.6.
26)。世界的な悪の権力支配勢力フリーメーソンは分裂した。ブッシュとネオコン、彼らの主人ロックフェラーは大打撃を受けた。彼らの挫折過程は新局面に入った。
ヒスパニックが市民権を要求して全米350万人のデモを敢行した06.5.1に、メキシコ人移民の子アントニオ・ビジャライゴザサ市長が先頭に立って、ロスでは150万人のデモが決行された。ヒスパニックは、ロス人口の半数、テキサスでは1/3以上を占めている。
デモ参加のメキシコ人らは、カリフォルニアを含めた南西諸州[8洲]は「俺達のもの」だ、1848年米墨戦争で奪われた領土を取り戻すぞと宣言した。レーガン大統領の元国家安全保障問題顧問ジャック・ホイール氏は、移民危機のせいで米国はもう1つの内戦に向っている。デモは益々暴力的になって制御困難になる、と予測している。
94年にリラ星人が米国人学者に与えた予言によれば、南カリフォルニアはUSAを脱退し、北カリフォルニアも同調、シスコ東部の新議事堂に独立カリフォルニア国家の国旗がはためく。彼らはフリーエネルギーを利用し、貨幣制度を廃止して新たな文明を興し、人類史の新たなページを開くという。さらに10数洲がUSAから脱退して独立共和国連合が結成されると、宇宙ブロックス管理界は教えている。ソ連に次いでUSAの政治体制は終焉する。
地球の腐敗した暴虐の金権奴隷支配体制は、悪のUSA超大帝国の「先制核ハルマゲドン」による自己破滅と地球破壊の寸前まで来た。あらゆる生活分野で無償奉仕の21世紀新人類社会へ移行する以外には活路のなくなった人類史の新時代が、実現に途を開くよう頻繁化する自然大激変を通じて地球人に益々強く求めている。

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