午前11時頃まではいつもより余裕のあるくらいでしたが、11時以降急に混み始め、終盤は1時間以上の遅れが出ていたようです。
最近では珍しいですが、コロナ前の土曜日の後半は、予約時間通りに進まないことが多かったです。
アレルギー関連の初診・再診の方が圧倒的に多かったです。
スギ花粉の舌下免疫療法の新規開始が6名と、かなり多かったです。
感染症は、相対的にかなり少なく、明らかに発熱している人は4名のみでした。
原因の特定できた感染症はありませんでした。
さて、2005年4月から16年間にわたり、診療した日は毎日欠かさず続けてきたこの「本日の診察室」ですが、本日を持ちまして終了させていただくことといたしました。
新型コロナウイルスの変異型が全国で爆発的に増え、近隣でもうわさを聞く様になりました。
幸か不幸か、私はまだ一例も新型コロナ感染症を診たことがありません。
でも、そう遠くない日に、当院で一例目が出ることになると思います。
その時に、そのことに全く触れないのは、「本日の診察室」として、事実を記載していないことになります。
かと言って、正直に細かく記載すると、皆様方に動揺や不安を与えたり、来院者どうしで疑心暗鬼になるやもしれません。
HPの「院長からのメッセージ」に記載しましたように、新型コロナを克服するには、ワクチンで免疫をつけるか、実際に感染して免疫をつけるか、或いはその両方で免疫をつけるかしか方法が無いと思われます。
もう、稀な、特別な感染症ではなくなっています。
いつ周りに現れてもおかしくありません。
そのうち、従来からカゼということで存在していたコロナウイルスや、インフルエンザウイルスのようになっていくでしょう。
当院でも、今後、ワクチン接種にできる限り協力し、診断し、可能な範囲で治療していく所存です。
新型コロナが普通のカゼとなった暁には、また、この「本日の診察室」を再開できるかもしれません。
皆様方、今まで訪問していただいて、どうも有難うございました。

92