最近、雨が多いですが、気温も高くなってきて良いバイク日和になってきましたね。
私は、冬の間はたまにその辺をぶらぶらはしていますが、本格的なツーリングというようなものは、今年はまだやっていないので、また走り出せる日を楽しみに待っている今日このごろです。
さて、今回は簡単に
RC125のお話をしたいと思います。

メーカーは
KTMです。昔はオフロードでは有名でしたが、知らない人は多かったのではないでしょうか?
実際、私も数年前まで、KTMというメーカーは知りませんでした。
知り始めてから、縁があり、試乗会などにも参加して何台かのKTMのバイクに乗りました。
感想は、排気量やジャンルの違いはありますが、どれも面白いと感じました。
今回は、的を絞ってミドルクラスの話をさせていただきますが、KTMのミドルクラスのバイクは、もしかすると今風ではないのかもしれません。
近年の国産車のような、乗り味とは違う感覚です。
国産のミドルクラス、オンロードバイクはかなり乗りやすいマイルドな方向性で造られているように感じています。
でも、KTMはそれに比べると少しエキサイティングなんですよね。
90年代前後のバイクに乗っていた人には、もしかするとしっくりくるのかな?と感じるような造りに思います。
それは、完全にスポーツというわけでもなく、完全に優等生というわけでもない
、完璧な移動型機械というより、まだ刺が残っている感じが、いい味を出していると思うのです。
もうバリバリ峠を走るのは今はちょっと、軽めのツーリングが楽しいけど、たまに通りかかったワインディングで気持よく走らせてみたい、そういう事に向いているバイクだと思います。
で、この
RC125エンジンのパワーは、フルサイズロードバイクですが、昔のようなパワーは出ていません。
海外規制値があるので、15馬力程度であったと思います。
以前、DUKE125を試乗しましたが、めちゃくちゃパワフルは感じませんでしたが、125ccという事を考えれば十分パワーはあるかなと思いました。
適度なパワーなので、何かするのもやりやすいというのが一番感じたところでした

とはいえ、上位機種のRC390とフレームを共用して、43mmの倒立フォークに4ポットキャリパーをラジアルマウントしている点は125ccと言えど抜かりはないなぁと感じます。
また、リヤのシートが無いように見えますが、実際はしっかり椅子(クッション)になっていますのでタンデムも十分可能なのです。
こういうシングルシート風なつくりも中々面白いなと感じさせます。
しっかりつくり込む事は大事なのですが、ちょっと遊び心をスパイスとしてきかせる事も大事なのではないかと思うのです。
あと、ウィンカーもミラーにマウントされています。
少しヘッドライト周りは好みが分かれそうですが、このスポーティーな感じで125ccという排気量はアリだと思うのです。
で、気になる価格は、
545,000円(消費税8%込み)
正直、高いですよね。125ccと考えれば。
でも、これはファミリーバイク特約などの保険や駐輪場の都合でどうしても原付きでなければという制限がある方などには、良いマシンになると思うのです。
同じ値段で、なんらかの250ccのバイクを買うことは可能ですが、そうすると原付きという枠組みから抜けてしまうので、125ccで面白いバイクという事になれば、中々難しいわけなんですよね。
それを証明するように、今、ホンダのグロムが売れているようですし、グロムよりは高いですが、それでも魅力ある1台がラインナップにあるということは良いことではないでしょうか?
また、セカンド的な乗り方をする方以外に、そこまでバイクには興味が無いという方にもオススメしたいわけです。
維持費は原付きなので、保険や税金はお安くすみます。2種なので高速には乗れませんが、タンデムは可能です(免許取得から1年以上経過で)
免許も中型でなく小型の免許でOKです(AT免許を除く)
教習所に通い始め、中型教習で結構苦労する方も多いので、それよりも軽い小型のバイクならばすんなり終わるかもしれません。
それで、125ccクラスでも人と違う、ちょっと豪華な物を求めるならばRC125なんかはオススメできる1台に思うのです。
見た目は250ccくらいのバイクですが、重さは約135kgと軽いので手軽に動かせると思います。(グロムが102kgですので30kgは重いですが車格を考えれば十分軽いです。)
私の個人的な意見ですが、大排気量ばかりが偉いわけではないんですよ。
自分のステータスにあう、自分のステージにあう物をチョイスするそれが一番賢く一番楽しめるやり方だと思うのです。
その中で選択肢が多いことは、今後の発展も始めての購入も楽しくなるのではないかと思っています。
そんなわけで、本日もご観覧いただきありがとうございました。

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