桜も見どころになりましたが、雨が多いので散りゆくばかりですね。
そして、寒さが戻ってきてちょっと切ない今日このごろですが・・・
それでも、バイクシーズンということで、バイク屋さんはどこも忙しそうです。
そこで、今回は、これから中古車を買われる方にヒントになればと思い書きたいと思います。
たまたまなのかもしれませんが、私、中古車を買い続け100%の確率で、このトラブルにあいました。
それは、2次エア、正式名
二次空気導入装置というのでしょうか?そのホースが外れているんですよね。
大概、このホースが外れている車両では、
アイドリングを高くされています。
それはおそらく、ホースが外れているため、そこから多くの空気を吸い込み、空気量が多くなるので、通常のアイドリング程度ではストールしてしまうからだと思います。
ただ、アイドリングはコールドスタート(エンジンの冷えている状態)では、少し高いくらいなので気がつかないんですが、しばらく走り、十分エンジンが温まってくると、必要以上にアイドリングが高く、アイドリングも不安定になります。
一番初めに出会った時は、症状が出ていたのですが、その原因が中々特定できず、キャブもエアクリもノーマルだったので、やられたと思っていましたが、何度もキャブ周りを外して、じっくり観察していくとホースの取り回しがおかしく、微妙に入りそうなところがあるので、挿してみるとドンピシャでした。
その後、数台は症状でた瞬間にチェックしてすぐ戻す事ができました。
が、これは購入時にチェックするのは、見えづらい場所にあったりするので、難しい部分でもありますし、購入後は、物によってはタンクなどを外さなければならず、手間がかかります。ので事前にお店の方に聞いてみるのも良いかもしれませんね。よく外れているという噂がありますが、大丈夫ですかなど
ではなぜこんな事がおきてしまうのか?
これは私の予想ですが、古いバイクなどを取り扱う中古屋さんでは、最近ではもはや当たり前ですが、昔はなかったので、2次エア装置の経験が少なく、ディーラーとかでなければ、マニュアルも一部しかないと思うので、キャブを清掃なりでばらし組み付けた時に、排出用のホースなどと思いそのままにしてしまうのではないかと思います。
ただ、2次エアの装置類は環境のための装置なので、重量ましなどユーザー側にはデメリットが多く、カットなどして行為に外している方もいらしゃいます。
なので、カットされている車両は、その対策がしっかりされているかもポイントになってくると思います。
で、この内容は全てキャブ車の話です。なにぶん私、今だインジェクション車を所有した事がありません。
なので、インジェクションの事はわからないのですが、FIの車両ではアイドリングも制御するので、外れていても気がつかないかもしれません。
でも、これに気が付かず、乗り続けると空気量が多い状態なので、エンジンが焼きつく可能性もあります。逆にエアだけ止めている場合は、ガス量が多い事もあります。その場合もエンジントラブルになるので、長く乗り続けるためには注意したいポイントだと思い、書き残してみました。
中古車屋さんにも整備士の方がいらしゃいますが、なにぶん人のやることです。
医者でも同じで、一般より多く勉学に励み資格を得たとしても、その後、研究や経験でその差は出てしまいます。
ただ、長く続けられている中古車屋さんは優秀かもしれません。
近年、業者オークションも騙し合いのような部分があると噂で聞いた事があります。
ビジネスの世界とは世知辛く、オークション(売りて)が業者(買い手)を相手に金銭を釣り上げようとする事があります。
そんな世界では、例えば憧れだけでバイク屋さんを持った人が、仕入れに訪れた際に騙されると言うと言葉は悪いですが、距離などを改装している物やタペットを締めて音をならないようにしている物を高額で買いつけしてしまう場合があります。
あまり整備経験がないお店だと、買い付けた車両を少し洗車してキレイにして売る事がほとんどだと思うので、それがお客さんにわたり、すぐにトラブルが発生し、その店は何もしていなくても、店とお客さんのやりとりになるので、後に店の評判を落とすという事もあります。世知辛い世の中だと思います。
中古車って、廃盤になったバイクを買えるとか、とりあえず安くで乗り出したいという人に重宝される部分であるのに、そういう事がおきてくると、玄人向けの物になってしまうことが残念です。
で私は中古車は、あえて多走行車両を狙います・・・
それは値段が相場より安くなるからです。その分、選択はシビアになります。
あたりとなるのは、あくまで予想ですが、年配の方がツーリング程度で長く乗り続け、ディーラー整備を受けながら維持してきて、何らかの理由で手放された車両が比較的いい感じです。
あと、コレは私の勝手なポイントですが、もうすぐ1万キロという車両は、概ね危険なニオイがして私はやめています。
それはナゼか?
特に若者が好みそうな車両に多いのですが、バイクに乗りたてで知識も少なくお金もないので、乗りっぱなしにされているような物が多いからです。
新車で購入して3〜4年くらい、何のメンテもせず、オイル交換すらせずで乗り、飽きてきたとか、車を買ったとかで、金額がつくうちに売ってしまわれた車両が多く、消耗品多数で、偏摩耗が各所に見られるが、走行が少なく年式も新しいので高額であるため、失敗した時のダメージが大きいからです。
といろいろ書いてきましたが、最近はそういう事情もあり整備に力を入れているお店も増えてきていますので、安心して買える環境ができる事を願いたいと思います。
それでは本日もご観覧いただきありがとうございました。
あくまでも個人の感想ですので、全て鵜呑みにせず聞き流す程度で読んでいただけると幸いです。

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