大阪、東京モーターサイクルショー、今年も多くの来場者でにぎわったようですね。
(大阪は前年比超え、東京は横ばいだったようです)
そして、私のこのブログにも多くのアクセスをいただき
ありがとうございます。
それだけ、今バイクへの注目は高くなっているのかなぁと感じます。
さてさて、今回は私のどうでもいいコラムとなります。
お時間あって、もしよろしければお付き合いくださいませ。。。
最近、ちょっと感じた事があります。
あくまでも私の観点ですが、最近の若者のバイクへの考え方についてなんですが・・・
いい意味で、
オタク化しているのではないかと思うわけです。
オタクという表現をすると悪く感じるかたなどもいらっしゃるかもしれませんが、情熱を持ったスペシャリストと思ってください。
それはどういう意味かともうしますと。
私が若いころのバイクブームは、「
走り」これに集約されていたと思います。
速いバイク、ライダーこそ偉く、速くするためにマシンを改造をする。
そんな時代だったと思います。
では最近の若い人は・・・
速いバイクに乗る人は多くいます。デザイン的なカッコよさもありきで、でもボロボロになるまで峠を走りこんだりするスタイルではなく、普通に走っているなという感じに見えます。(時折、走ってそうな人も見かけますがかなり減っているように思います)
私の若いころは、峠で速い人がいれば、その人の真似をして同じマシンや同じパーツを入れる。性能云々の意味もわからずとにかく真似をする。
とにかく走る、何度も転倒してボロボロになって、ほんと廃車寸前て思うくらいのバイクが多く走っていた時代でした。(もちろん私も)
でも、今の若い人たちは、凄く製品にもこだわりを持っているように感じます。
スマホなどもあり、ネットが身近になったこともあるかもしれません。それだけ情報が取り出しやすくなったので、情報を得ることが容易になったことで製品へのこだわりや考えが強くなったのではないでしょうか?
バイクを好きで乗っている若い女性の方が、タイヤの銘柄、グリップの感じ方などを語っているのを聞いて、時代は変わったなぁと感じました。
私の後輩なんかのバイク仲間でも、この製品はこうでとか、このバイクはここがポイントとか、マニアックな話をしているそうです。
最近は多くのバイク漫画もありますが、バイクアニメもそういう傾向にあり、その影響も大きいのかなと思います。
昔のきな臭い走り屋的なものは減ってきているような・・・
でも、これはとても重要な事に思います。
「
マシンを理解する」
10代の頃の私は無知の塊でした、足代わりに使うおねいちゃん並に、ガソリンさえいれていればOKみたいな、タイヤがとかサスがとか考える事もなく、とにかく行けば行けると根拠のない自信に満ち溢れ、我武者羅に走っていたと思います。
結果、命綱なしの綱渡り、伸るか反るかの博打状態で数を数えきれないほど転倒を繰り返しました。
20代になりようやく少しバイクの知識も身につけるようになり、プロではないので完璧な理解はできないものの自分なりに理解できるようになってからは、限界が見いだせるようになり、走らせても転倒というのはほとんどなくなりました。
週1回くらいで転倒していたのが、数年に1回まで減ったんですよね。
やっぱり自分の使う道具をしっかり理解しないといけないなぁて思うようになりました。
そういうのが少しでもわかってくると、それに合わせて走らせ方を変えたり楽しみも増えてくるんですよね。
バイクって
命をかけて乗るものでもないと思っているので、公道では見通しのよく安全の確保できる直線部分で、軽く加速を楽しんで、カーブでは無理をしないでマシンの運動性能を活かして曲がるそんな乗り方で十分楽しめるのではないかなぁと最近思います。
とくに今の私は
感性を楽しみたいですね。
昔は必至でとにかく速くで、奥まで突っ込んで、無理やり車体をねじ伏せ、アクセルをガば開けして立ち上がる、ペースが速くなるほど、とにかく必死で感じるなんて事がほとんどなかったわけです。
でも今は、じゅわっとブレーキをして、ブレーキ性能とサスの沈みを感じながらリーンに移行していき、トルクを味わうようにゆっくりアクセルを開ける。
こういう乗り方をしていると、車種ごとに違いがあるのがよくわかってきます。
自分のテクニックではこの方法が一番感じやすいんですよね。
こういう乗り方をするようになり、昔は興味もなかったSRのようなモダンなバイクなんかもどんなんだろうか?て興味がわくようになりましたね。
今年も暖かくなり、これから
試乗会的なイベントも多くあるかと思います。
自分も含め、速く走らなければならんと思っていた節がありましたが、ゆっくり乗っている人は、1台1台のバイクのテイストを味わっている。とくに短い時間の短い距離ですからね。つまりそういうことだったんだなぁて思うようになりました。
なにぶん速く走らせるとただ周回を終わらせているだけで、実はよくわからない事が多かったんですよね(私レベルでは)
なので、今は加速特性や旋回特性をできるだけ見るようにしています。
ゆっくり走っている人は時に顰蹙をかう光景も目の当たりにしますが、本当に購入を考えている人なら、じっくり感じるのは高額な商品ですし当たり前のような気もします。(ということに最近気がつきました)
最後に去年試乗した中で一番良かったなぁと感じたのは・・・
スズキの
GSX-S1000でしたね。
走りに伝わってくる感性が凄く良かったです。
そんなわけで、ダラダラと書いてしまいましたが、最後までご観覧いただきありがとうございました。
春です。お花見ツーリングなんていいかもしれません。お酒は飲めませんが。

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