久しぶりに届いたヨーロッパからの荷物。
親子で宝石店を経営する長年の友人の宝石商から
私の大好きなシンプルで美しい19世紀に作られた
ローズカットダイヤモンドのフォイルバックのリング
が届きました。
シルバーで裏を閉じたカットダウンセットされた
大粒のローズカットは18世紀から19世紀後半まで
流行しましたが、フォイルの状態や人気の大粒のダイヤ
モンドは勿論100年以上の時を経て残っている物は
ほとんど無く、あってもヨーロッパやアメリカのコ
レクターの手に渡ってしまう事がほとんどで一年に
一つ見つかれば良いのですが、最近では
なかなか手にする事が出来ません。
スピリットシャンクと呼ばれる枝分かれしゴールドの
シャンクがたシルバーにセットされた大粒のダイヤ
モンドを支えフォイルを入れてクローズトセット
されたダイヤモンドの裏には花が彫られています。
美しいリングは勿論ですがコロナでちょっと塞ぎ込んで
いた私の心を溶かしたのはこのリングが丁寧な梱包と
共に入っていたパッケージでした。
私が前回この宝石店を訪れたのは確か20年ほど前
恥ずかしそうに挨拶をしてほとんど話しをせずに
本ばかり読んでいた小さな美青年のマックスと
仲良しになる為に教えたシャツの折り紙。
その折り方を教えた事をきちんと覚えていてリング
のパッケージにシャツを折ってリングボックスの
梱包に貼ってくれていたのです。
立派なイケメン青年に成長した宝石商のマックス。
ジュエリーの扱いもそうですが、私との思い出
もこんなに大切に心にしまっていてくれた事に感動。
彼がこんなイケメン宝石商に成長したことをインスタグラムで
確認して、素敵な気遣いにとても嬉しく誇らしくなったので
記念にブログに書いてしまいました。
ヴィクトリアンボックスのサロンはアポイントメントオンリーの
サロンです。リングはサロンでゆっくりご覧いただく事が出来ます。

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